「写真」と禅

こんにちは。今年の初雪が降りました。それも「ドカッ」ときましたね。皆様、大丈夫でしたでしょうか。

早速ですが、ご紹介します。森田恭通(モリタ ヤスミチ)氏。新進気鋭のインテリアデザイナーです。グラマラス㈱を主宰し、多方面で活躍中のアーティスト。

パレ・ロワイヤルでの「写真展」
これは、昨年のパレ・ロワイヤルでの「写真展」の風景です。

空間をデザインしながら「この壁を飾る”何か”があれば」と彼は考えました。求めたのは重厚感がありながら軽やかな印象の存在。その際に選んだのが写真だったいいます。抽象と具象間をグラデーションによって表現する、モノクロームの写真に答えを見つけたのでしょう。

彼は考え続けました。

世界に無限に存在するアール(曲線)の中で、最も美しいのは女性の体だ。硬すぎず柔らか過ぎず・・・。観る人の頭の中に”???”を与えるもの、それが彼にとってのアート。作品には卑猥感がなく、見事にアートへと昇華されています。

森田恭通氏写真展
これ等の写真作品の額装は、黒で統一されています。個展を観た人の感想の中に「禅を感じる」とのコメントがあったそうです。「何もないのに、すべてがある」と・・・。

デコパージュ作品・パネル額装
こちらは写真ではありませんが、小さいボタンを縫いこんだ作品をパネルに巻き込みしてあります。白いフレームで額装させていただきました。

森田氏の多才で実行力のある活動は、今年も目を離すことができません。楽しみです。      

   額装の㈱アートコア・マエダ(店主)