しろい色の魅力


こんにちは。

今、山手線に建設中の駅があります。ご存知の方も多いと思いますが、ちょうど田町駅と品川駅の中間です。設計は、隈研吾氏によるものです。折り紙をモチーフとした白い大屋根で、全体の基調色も白。個性的で大胆な設計のようです。

さすが日本を代表する世界的建築家。

コルビジェや、ガウディに並ぶ建物になりそうです。「暫定2020年の完成」今から楽しみです。海外の人達もきっと驚くことになるでしょう。

         
額縁は従来「金」か「銀」という長い歴史がありました。フレームの着色は邪道とされ、特に白の額縁は敬遠されてきたのです。しかし、時代は変わりました。ベースが、白、黒、茶色のカラーで装飾に金や銀が使われたりしています。すっかり逆転です。


黒や白だけのシンプルな額装も増えました。建築や家具の変化に沿ったものなのでしょう。白は夏のみのフレームではなく、昨今では通年、採用されています。膨張色で光を強く反射。「光沢」を抑えたり、逆に「光沢」を出したりと微妙なコントロールが、可能になりました。マットの部分も作品に合わせて、その都度、工夫を凝らします。

  
美術館などでご鑑賞いただく時、気に留めていただければ嬉しく思います。

澄み切った青い空が、工場の応接室の窓から見えます。魔法の窓と小生は思っています。

15秒で心が洗われ、30秒で秋を感じる。

     額装の㈱アート・コアマエダ(店主)