大人が想う「成人式」
「成人おめでとう」から始まるウイスキーの新聞広告。さすがプロは違う。伊集院静氏の文章です。全文は長いので、一部だけ紹介させていただきます。
…大人って楽しそうでも、まぶしくも見えないって。ハッハハハ。
それは違う!断じて違うんだ。君の目に見えないだけだ。
そこで提案だ。君だけはつまらない大人になるナ。
ヤンチャでも、困った大人と言われてもかまわない。
君の身体の中にある夢を、情熱で、君だけの大人を獲得するんだ。その個性が活きれば、この国も、世の中ももっとまぶしくなるし、未来がひらけてくるんだ。
これだけは覚えていて欲しい。真の大人は自分だけのために生きない。お金がすべてと決して思わない。品性を得ることは人生の最高の宝物だ。いいものだぞ、品性は。
夢をかなえるには苦しい時、辛い日があるぞ。
そんな時はどこかで一緒に一杯やろう。君に乾杯!
凄すぎます。
成人してから幾十年の小生自身のことですが、未だ大人になり切れていない毎日。
すっぽり当てはまる「成人の日」の広告でした。
額装の㈱アート・コアマエダ(店主)