復刻すると


これからが、夏本番!

「いやぁ今年の夏はまいりますなぁ~」
「クーラーガンガンですよ」

そんな風な会話が周りから聞こえてきす。本当に暑いですね。しかし負けていません。「元気です」

こんにちは。


これは弊社製作の「祭壇縁」です。復刻額縁ですが、古典の技法は無視しています。今風の独自の感性で、造らせていただきました。作品を入れないで、このままで応接室に展示してあります。

本金箔を使用。

遊びの額装にしては、やや存在感あり。

余談ですが、中世の家庭用に描かれた絵の始めは、祈祷用の肖像画から始まったそうです。このような「祭壇縁」は、当時の生活必需の中から生まれ、そして消えていったといいます。

本来の額縁の源流は、ゴシック様式から始まっています。15世紀ごろから建築様式の変遷に合わせて、徐々に変化し今日に至っているところです。

当時の額縁は、もう再現できません。「技術が後退したから・・・」というより「現代の建築や生活様式が、必要としなくなった」からなのです。欧米では、ご承知のように額縁そのものを不用とする展示会場もあります。多様化する額装方法の進化と模索は、これからも続いていくことでしょう。


歴史を知ることで明日が見えてくるものがある  

  額装の㈱アート・コアマエダ(店主)