比較することの

もう2月。早いものですね。お元気ですか。

額装に使用する材料のことですが「反射の極めて少ないアクリル・ガラス」は存在します。通常の額装であれば、多少の反射があってもどうってことありません。目は視神経と脳の連携でコントロールします。瞳孔を細めたり広げたりしながら無意識に順応できているものです。しかし、美術品の額装となると、そうはいきません。

低反射アクリル比較
写真、向かって左は通常のアクリル、右が低反射アクリルです。表面に反射を抑えるケミカル物質をコーティングしてあります。こうやって比べると違いがよくわかりますね。作品がとてもクリアーで「はっきり」としています。

ヤッパリすごい!

話は変わりますが、人間社会での不幸は、比較することから始まるとも言われています。世の中には、下もあるが上には上があるもの。そんな上の人達と自分の現状を比較することで「不幸」を感じてしまう。幸せ感を維持するには、比較することを「封印」してしまうこと。これが良策です。

比較さえしなければ通常のアクリルでも十分です。なのですが、この様に並べると、低反射アクリルの魅力に惹かれてしまいますね。

価格ですか?サイズによりますが、3倍以上はしてしまいます。

低反射アクリル
これは弊社スタッフの大極さんのアイデアによるもの。この比較により低反射アクリルの威力をリアルに感じていただけます。お持ちの美術品をより楽しみたいという方には、このサンプルをお見せすることにしています。

 額装の㈱アート・コアマエダ(店主)