皆と一緒に
数十年に一度の豪雨。各地で深刻な被害が出ました。被災地の皆様へは、心よりお見舞いを申しあげます。
こんな話があります。鼻の無い9匹の猿と鼻の有る1匹の猿が、集団生活をしていました。当初、鼻の有る猿は、鼻の無い仲間の猿を見て、いつも笑い転げていました。ところがある日、自分の鼻を石にこすりつけて鼻を削りだしたのです。
やっぱり、「皆と一緒がいい」と。
小生は、今、努力していることがあります。リハビリの一環ですが、できるだけ多くの人達と関わることにしました。加齢とともに、社交の範囲が狭くなってきました。ですから、機会は逃さず、事あるごとにお喋りを楽しむ様にしています。
若い頃の無口のダンディズムは、捨てました。
一緒に唄を歌ったり笑うことで免疫力や、海馬力がアップするともいわれています。
「わたし」とは、如何なるものぞ。人の群れに混ざって、初めて気が付くことがあります。周囲の人達の表情や態度は、自分の姿のミラーです。「こりゃあ、いかんぞ」と修正をすることもできます。「あの人も頑張っているから」と、前向きの感情も沸いてくるというものです。
「困った、あの人の名前が、思い出せない!」
「う~っ」
でも慌てないでください。自分の名前さえ思い出せれば、まだ間に合います。皆の中へ混ざって楽しくやっていれば、きっと思い出すものも多いのだと思うのです。
炎天下の楽天家 額装の㈱アート・コアマエダ(店主)