配色と調和
雨と晴れが交互にやってきました。本音を言いますと、どちらかにしていただきたいのですが・・・。
こんにちは、お元気ですか。
出かける直前に妻からのクレームがつきました。いつものように、即、着替えました。これが我が家のルール。そのお陰で、辛うじて外で笑われずに済んでいるものと思われます。はて何でしょう?
「服装の色の組み合わせ」でした。
妻に言わせると、私はどうも無頓着なようです。
しかし、額装の色決めは、プライドを持ってしっかりやらねばなりません。組み合わせによって作品の好感度がアップ・ダウンするからです。日頃より磨かねばならない重要なファクター。
色の組み合わせについては、古くから様々な理論が展開されています。
シュプル-ルの調和論(フランス)
オストワルトの調和論(ドイツ)
ムーン&スペンサーの調和論(アメリカ)
ジャッドの調和論(アメリカ)
等
それぞれに優れた理論ですが、額装に関しては、そこまで難しく考えなくてもよいと思われます。弊社においての配色テクは、概ね2つの原則を大切にします。
(類似性の原理)と(明瞭性の原理)
前回の額装の配色は、似ている色を使っていますので前者の原理。後者は、差異のある色での調和。詰まり明瞭性の原理に従います。例外的に部屋の雰囲気や壁の色、家具の色まで考慮する場合もあります。
少々理屈っぽくなりましたが、「一筋縄ではいかぬ」ところも我々の仕事の楽しさ。
スタッフ一同、気まぐれな天気に負けずに今日も頑張っています。
額装の㈱アート・コアマエダ(店主)