草木染めやってみました

全国各地にある伝統の染め物。
兼ねてから布地の美しさに魅せられていたので、私も自宅で染め物に初挑戦しました。

そこで、玉ねぎの皮の登場です。
マリーゴールドやたんぽぽで染めてみたいけど、用意できなく断念。
(ちなみに染めたい布の3倍の重さが必要なので花畑レベル!)
 
そして日々玉ねぎを食すこと約2ヶ月。
ようやく紙袋いっぱいの玉ねぎの皮が集まりました。

染めの工程は以下の通り
①精錬 
→布の不純物を取り除く
・沸騰したお湯で20分煮たたせる
・乾かす

②蛋白質に漬ける
→被染物と色素を結びつける
 (綿や絹は蛋白質を含まないため)
・牛乳で薄めた水に数時間漬ける
・よく洗い乾かす



③媒染
→ 被染物と色素を結びつける
・被染物の5%のミョウバン水を用意
・濡らした被染物を沸騰したミョウバン水で20分ほど煮たたせる。
・よく洗い乾かす。

④染液
・染め物の40倍の重さの水で染材(玉ねぎの皮)を20分ほど煮たたせる。
・ザルで漉す。

⑤染色
・冷ました染液に被染物を入れて20分ほど煮る。
その後冷めるまで置く。

今回は布に模様を付けたいため、輪ゴムや割り箸を使い結びつけました。
仕上がりはどうなることやら。





⑥よく乾かして出来上がり





思ったより美しい仕上がりで満足です。


ここ三芳町でも幕末から明治にかけて
藍葉が栽培され染料を作り、糸や布を染める作業がおこなわれていたとのこと。藍色の布地はさぞ美しいことでしょう。

かつての三芳町の染物に想い馳せる女職人
額装の(株)アート・コア マエダ(夕佳)