人間は「ごまかす」されど、


こんにちは。

優秀な物造り企業が、検査データの「ごまかし」をやっていたといいます。

あの巨大企業。

日本が誇る物造り精神は、どこへ行ってしまったのでしょうか。次々に出てくる「不正」の報道に、残念で悔しくてならないこの頃です。

枝ぶりがよく立派な実を実らせ、栄華を誇っている大木も「根っこ」の部分がおかしくなれば、やがては枯れていくことになります。

我々もそのことを肝に銘じて、日々精進しております。

閑話休題。

無垢の木地縁
こちらはフレームの部分ですが、色がついていません。金でもなく銀でもない。木材の素の姿。作品によりますが、版画にも油絵にも似合うと思っています。無垢の木地縁は自己主張がなく、個人的には好きです。材料は、厳選せねばなりません。

木地縁磨き
最後の最後、仕上げには神経を集中させて、指の感覚で磨き上げます。気は抜けません。幾つかの工程がありますが、出来栄えには各々の職人の心が反映するものと信じています。写真は、弊社の最高技能師だった荒井さん(現在は非常勤)です。彼の手に掛かると本当に奇麗に仕上がるのです。


まさに「神の手」

弊社の若い職人たちの目標になっています。

「根」がシッカリしていれば「ごまかし」をする必要もない。 

   額装の㈱アート・コアマエダ(店主)