ピッカピカ
こんにちは。
カルロス・ゴーン氏の報道が、連日続いています。誰人もが脱出は不可能と思った、あのN社のピンチ。そこへ現れたコストカッター。そして始まったVの字回復。
何しろ実質倒産状態だったところから、利益を出せるように転換させたのですから。すごいです。そして今では「ピッカピカ」の業績。偉業を成した「英雄」。歴史にも残るであろう手腕です。
しかしです。その陰に隠れた負の部分。公私混同。高額な報酬の隠ぺい。そして、フランスの現役首相の介入。日本屈指の弁護士団が周りを固める。
さて、これからどうなるのでしょうか。
そこで思い出したことがあります。宵越しの金は持たない江戸っ子の心意気です。「恰好の悪いこと」は決してしない。
「恰好の悪いこと」って何でしょう。
がつがつすること。
せこいこと。
抜け駆け。
誰かを裏切ること。
嫉妬すること。
女にだらしがないこと。
江戸っ子は、お金は無くても人として格好良く生きることを大切にしました。
オッと、この額縁の「ピッカピカ」は、純金をメノウで磨き上げたもの。高額の報酬は、無くとも真面目な職人仕事の輝きです。今日も江戸っ子の気概を手本に埼玉の片隅で、額装の仕事に励んでいます。
額装の㈱アート・コアマエダ(店主)