吹き飛ばして御免
めっきり涼しくなりましたね。こんにちは。
今回は「アクリルに付着する塵」のことです。付着した微細な埃は、取っても拭いても再付着する。これって、結構面倒なんです。静電気の仕業ですね。
これを封じるために、帯電防止のスプレーをまんべんなく少量ずつ噴霧する。そして拭き取る。いつもこれを繰り返しやっていました。効果はあるのですが、はっきり言って作業は非効率。他に方法はないものか。
そこで、現在採用しているのが、風圧により付着物を一気に吹き飛ばす方法です。強力な瞬間風圧をかけます。この時一緒にプラズマイオンを放つ。これで静電気を中和し、暫くの間おとなしくさせます。その間に作業を粛々と行う。
「何言っとるの!」
「ガラスを使えばよいではないか」
「ガラスには強い平面性もあるし・・・」
というガラス指向の意見もあります。しかし私たちには、先の震災の経験があります。ガラス使用の額縁が落下した時、周りに散乱し悲惨なことになりました。重量も紫外線の防止も、アクリルの優位は崩れそうにありません。
鮮やかな色彩のアート作品。アクリルの透明感も良し。黒いフレームで額装されると、より一層の輝きを増します。
吹き飛ばして御免
額装の㈱アート・コアマエダ(店主)