
ご近所散策36 -秩父神社-
季節は7月下旬。
梅雨も明けて、本格的な夏の陽気がやってきました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回は、少し足を伸ばして、埼玉県秩父市にある「秩父神社」まで行ってきました。
西武秩父駅から歩いて10分ほど。駅前のにぎやかな雰囲気から少し離れると、落ち着いた街並みの中に、凛とした佇まいの神社が現れます。
秩父神社は、創建二千年ともいわれる歴史ある神社で、秩父地方の総社として古くから信仰を集めてきました。
冬に行われる「秩父夜祭」が有名ですが、夏の神社もまた違った風情があり、とても素敵です。
この日は、朝から太陽がぎらぎらと照りつけていて、蝉の声が境内中に響いていました。
でも、木々に囲まれた境内に足を踏み入れると、ひんやりとした空気に包まれて、どこかホッとするような気持ちになります。
本殿には、左甚五郎作とされる「つなぎの龍」や「北辰の梟」、「お元気三猿」といったユニークな彫刻が施されていて、ぐるりと見てまわるだけでも楽しい時間。
建物の細部にまで職人の技が光っていて、つい見入ってしまいました。
参拝を終えた後は、神社のすぐ近くにある仲見世通りを散策。
お目当ては、地元名物の「みそポテト」。
揚げたジャガイモに、甘めの味噌だれがたっぷりとかかっていて、暑い中でもペロリと食べてしまえる美味しさです。
秩父というと自然豊かなイメージがありますが、街の中に歴史や文化がしっかりと根付いていて、歩いているだけでも心が落ち着きます。
次は秋の紅葉シーズンに訪れてみようかな、なんて思いつつ、少し名残惜しく駅へと戻りました。
それでは今回はこの辺で。
まだまだ暑い日が続きますので、どうか体調にはお気をつけてお過ごしください。
額装の㈱アート・コアマエダ(スタッフ石部)